ハツカネズミは人間の夢を見ていたか?

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    先日は2018年春公演『ハツカネズミと人間』にご来場いただきまして、誠にありがとうございます!

    どうも!RINです(`・ω・´)ゞ


    ↑ちょっと離れたレニーを見守るジョージ

    いや〜終わりました。なんとか無事に( ̄∀ ̄)=3

    4年半経ちました。前回は香川、広島、高知とまわらせて頂いて、再び香川に帰ってきました。

    『また観たいと思ってました!』『前回は観られなかったので、楽しみにしてました!』
    など、嬉しいお言葉をたくさん頂きました。
    本当にありがとうございます。

    4年半の間に成長した自分達を、新しい『ハツカネズミと人間』を皆さまにお届けするために、色んなプレッシャーと戦いながら作り上げていきました。



    ↑この時は比較的リラックスしています笑

    ですが、どの様に演じても原作が名作であることには変わりありません。
    ならば、大いなる時代の波に翻弄された作中の彼らの様に、私自身もこの作品に身を任せてみようと思いました。

    前回も穴のあくほど見た台本。そのセリフ。行間にある意図。
    頭の中で渦を巻くぐらい悩んで悩んで悩んだ、ジョージという人生。
    レニーへの想い。
    大恐慌時代という背景。

    全部ひっくるめて、ドボンと落ちたら、答えまでたどり着いた様に思います。




    今回、ジョージをやるにあたって、前回よりもドライに、レニーに対してビジネスライクにいこうと決めていました。
    友達として可愛くて一緒にいるわけじゃないと思っていました。
    『コイツの力は役に立つ。いや俺なら上手く扱える。』
    そんな事考えて一緒にいるキャラクターにしてやろうと思っていました。
    けど、最終的には子供を見守る親の気持ちになっていました。

    決して、本人に向かって愛情を見せつける事はせず、他人にレニーを語る時には親バカに褒める。そんな目線で演じていってました。

    ↑なんかこの笑顔見てるとドライになる方が難しかったんですよね〜。

    楽しく演じられて良かったです。


    4年半、変わった事も、変わらない事もありました。
    変わる事がいい事なのか。
    変わらない事がいい事なのか。
    その答えはきっと、100年前の彼らも、100年後の人達も、現代の私達もわかりません。

    きっと、きっと、大事なことは“今”にしか無いのだと思います。

    皆さまの素晴らしき“今”に、大いなる『幸運』が微笑みますように!


    2018/4/2
    桜舞う日 彼の岸に乾杯して

    RIN

    キャンディ!シチュー!クッキー!次へ!

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      4月に突入いたしました!
      桜も満開のお花見日和ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
      どうも。
      宮本です。


      先日はマエカブ春公演「ハツカネズミと人間」ご来場いただきまして誠にありがとうございました?


      今回は宮本初!がっつりばあちゃん!
      キャンディ役。
      思えば、みなからこの作品への誘い文句は
      「はっちん、おばあちゃんやらない?」
      でした。



      当初、演出のみなからハツカネズミの内容やみなの中のキャンディ像の話を聞いた時には、もう少し陰を背負った堅物ばあちゃんかなと思っていました。
      その方向で実際はじめは挑んでいたのですがどうにも難しく。
      稽古を重ねながら私とキャンディの間で話し合いをした結果。
      ケタケタとよく笑う噂好きのおばあちゃんの方向へとキャラ変することになりました。

      無事、演出からもいい反応が返ってきたのでそのまま、このばあちゃんに落ち着いたということには安心しました。
      ほんと、迷ってたもんで。(´ー`)
      だけれども、その中に彼女の抱えるものを少しずつでもにじませられるようには頑張ってみたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。
      キャンディの飼っていた老犬(原作でも名のないキャンディよ愛犬ですが、今回の子は少しでもカールソン役の与力が殺しにくいように「カールソン」と名を付けて呼んでいました)を白布を引きずってみせていたのですが、実際はどんな犬だろうなといろんな犬を思い浮かべたものでした。
      宮本も犬を飼っているのですが、まだまだ若い黒柴くんので、なんとなくよぼよぼの老犬のイメージが湧かず。
      道を散歩する他所様のお犬様をいろいろみていたところ、これだ!と思う2人がいまして。
      それは坂道をゆっくりゆっくり登る年配の女性と、その傍を同じくらいゆっくりゆっくりとしたペースで歩く、白い、年配のわんこ。
      ああ、これが2人の歩みで絆なんだなと、その背中を見送るだけで伝わる光景でした。

      その2人にはなれないけれど、その2人のような絆を心に持って、犬とのシーンを取り組みました。
      自分で撃てばよかった。
      意気揚々と帰ってきてジョージと話をするカールソンの姿を見るたびに、ふつふつとそう思ったものですね。



      さて。
      毎回見つかれば儲けている宮本の個人的なキャラクターテーマソングですが、今回キャンディにはありませんでした。
      そのかわり、今回兼任していたレニーのクララおばさんには、実はこっそりありました。
      ハンバートハンバートの「おなじ話」
      優しい歌です。


      劇中、レニーの頭の中のクララおばさんはレニーに沢山の嫌なコトをいいますが、きっと本当はいい人で、優しい人ではなかったかと思うのです。
      ハツカネズミもあげるし、きっとシチューやクッキーだって作ってあげて、きっと本当にレニーを愛していたのではないかと思います。
      だからこそ、あのシーンのクララは嫌なことをいいながらも笑顔で優しい。
      きっとそれは、レニーにクララの笑顔で優しいイメージが残ってたからではないかとおもうのです。
      彼は忘れてしまってるけど。
      でもクララはレニーを愛してたから、ジョージにレニーを預けたのだと思うのですよね。
      都合のいい設定ですが、そうならいいと思います。



      さてさて。
      もう一つ、私の中の勝手なEDテーマがありました。
      同じくハンバートハンバートで
      「喪に服すとき」


      レニーを撃つとき、ジョージはどんな気持ちだっただろう。と、毎回思いました。
      実はキャンディとジョージはリンクするところが時々あって、はじめはただのビジネスパートナーだと思っていましたが、稽古を重ねるごとにすごくキャンディと重ねて見ることが増えました。
      ジョージがよくこっそりアイコンタクトを送ってくれたからかもしれません。
      そう思うと、私の中のEDテーマはこれでした。

      沢山迷惑もかけて、様々くるしんだ今回の公演でしたが、参加できてよかったです。


      また再再演の際はリベンジも兼ねて参加したいと思います。
      みな先生!よろしく!

      今回の公演に携わってくださった皆様、
      ご来場くださった皆様、
      応援くださった皆様、
      本当に、ありがとうございました!


      次は熊本!
      1ヶ月切ってる恐怖!
      ゴールデンウィーク前半戦、熊本旅行がてらぜひどーぞ!


      株式劇団マエカブ熊本公演/宮本はるか1人芝居

      「インナースペース・パラドックス・コンプレックス」

      主催:株式劇団マエカブ

      作:鹿目由紀(劇団あおきりみかん)
      演出:岡田敬弘
      出演:宮本はるか


      ●日程
      2018年4月28日(土)19:00
      2018年4月29日(日)11:00、14:00
      ・上演時間:約60分

      ●場所
      花習舎(カシューシャ)
      熊本県熊本市東区東本町1-62 3F
      ※熊本市電建軍電停から徒歩1分

      ●料金
      一般 2,000円
      大学・短大・専門学校以下 1,500円
      (当日は300円UP)


      ●あらすじ
      ミヤコは気が付くと、大きな白い『矢印』の前にいる。
      ミヤコはどうやら、自分の体内にいるような気がしている。
      ミヤコはいつものように酔っぱらっているのかもしれない。
      ミヤコは何故、自分の体内にいるのか。
      ミヤコは『矢印』のほうへ進むべきなのか。
      ミヤコにはただひとつ、はっきり分かっていることがある。
      「深い海の色をした馬に捕まる前に、なんとかしなければならないのだ」
      ミヤコは進む。自分の奥深くへ。
      ミヤコは入る。自分の触ったことのない場所へ。
      その先にあるものがなんなのかは分からない。
      ミヤコのミヤコによるミヤコのための体内を巡る話。
      そんなヒトリシバイ。

      ▼チケットWEB予約はコチラから
      https://mailform.mface.jp/frms/mamen/nlexctcmx3a5

      ハツカネズミと人間から1週間

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        こんなにたっていたのですねぇ、などと他人事のように思ってしまいました。

        ハツカネズミと人間、ご来場いただいた方、ご検討いただいた方、ありがとうございます。

        クルックス役の田坂です。


        レニーがポケットで弄ぶハツカネズミのように、運命に翻弄されて行くキャラクターたちはいかがだったでしょうか。何か一つでも心に響くものがあれば幸いです。


        さて、役に関して話すことといえば、そう。舞台上でずっともっしゃもっしゃしてたアレ。クラッカーです。隙あらばもしゃもしゃしてました。今回のバージョンにおいてはあれが彼の、孤独との闘争手段であったのだ、と私は思っています。もっというならレニーにおけるジョージの代わり、とまで行くと言い過ぎですかね。。。?


        クラッカーを食べる演出がついた一発目では、食い過ぎて盛大に粉を吹き散らかしてセリフが言えない、なんてこともありましたが、やってるうちに加減を覚えていったのを覚えています。最終的に土日合わせて2/3箱食ってました。


        クルックス以外にも担当として、照明のプランニングをやってました。今回はあえて薄暗くする方針で進めてみました。物語に入って行く手助けができていれば幸いです。


        レニーの独白シーン(クララおばさんとかが出るとこですね)は私にしては珍しいLED照明を使用したものになりました。私の中では明確なイメージがありますので、ご覧になった方はそこも想像してみると面白いかもしれません。


        さて、マエカブは本公演へと進んでいきます。かと思えば熊本に宮本さんが一人芝居で乗り込んだりもするようです。来年度もイベント目白押しのマエカブをどうぞよろしくお願いいたします。



        追伸


        打ち上げの料理にクラッカーがありました。軽く悲鳴をあげました。当分いらねぇ。


        ラバマスター!

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          先日は、皆様お忙しい中ご観劇頂きまして誠にありがとうございますm(_ _)m

          ラバマスターのスリム役をさせて頂きました犬にぃこと新谷です(*´∇`)ノ


          早いもので公演終了から、早くも1週間がたちました。
          皆様の中に何か残せていれば幸いです。

          4年半ぶりの再演という事で、そんなに経ったんだなあ〜と考えちゃいました。
          その時の映像がこちら


          ん〜やっぱり懐かしいwww

          同じ役を演じれる機会って、ほぼほぼ無いので今回は貴重な経験が出来ました(*ΦωΦ*)
          前作での心残りや、やり切れなかった事をやったつもりが、終わってみたら新しい心残りがあるから不思議です。
          いつかは満足を目指してるんですが、きっと満足する事は無いんだろうな〜って思います。

          スリムの事を書こうと思ったんですが…いかんせん文才が無いので文字にすると何だか違うキャラになりそうなのでやめときます(´。・д人)シクシク…

          奥様の靴を磨き、一生懸命給料を上げてもらうとしているスリムですwww
          こんな日常もあって良いのではwww


          次回は、いざ本公演です!
          皆様に御満足いただき、楽しんで貰えるよう団員一同楽しんで作り上げて行きますので、是非お楽しみにして下さい(*`・ω・)ゞ

          皆様ご観劇頂きまして、誠にありがとうございますm(_ _)m

          「ハツカネズミと人間」終演

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            「ハツカネズミと人間」に御来場いただきありがとうございした。
            もう1週間前なんですね……!




            作演出、舞台美術の藤井みなです。







            4年半にしてついに再演の思い遂げることができました。
            前回のものは作、出演だったので、再演する時は1番の観客になろうと決めていました。
            マエカブの中では私こそが1番の原作ファンだと思っています。







            このお話は世界恐慌時代のアメリカのとある農場が舞台の物語です。当然原作は英語で書かれています。
            この時代の背景や常識、和訳されているセリフ、アメリカ人特有の文化etc.
            2018年の時代に日本人が演じ、日本人のお客様に向けて上演する上で原作とのギャップはそれはもう多くあります。



            世界恐慌の時代は世界史で数行読んだ程度。英語のニュアンスを完璧日本語に落とし込むことは不可能。原作自体知らないし、そもそもスタインベックって誰よ?





            それで構わないと私は思っています。






            日本人のための日本人が演じる「ハツカネズミと人間」は何かしらの方法はある!
            「現地では、当時ではこうだったから」
            ではもったいない!

            英語では一人称の“I”も日本語だとおれ、わたし、あたし、わし。

            レニーはきっとジョージの真似をしたがるから“おれ”にしよう。

            カーリーは農場の労働者と異なり訛りをなくそう。






            日本語のニュアンスで表現できることは、いくらでもあります。
            (英語のニュアンスで表現できないことも多くありますが……)

            でも人間の芯のところは変わらない。届くものは何でも超えて読み手のところまでやってくる。
            近代の作品はだからそこ大好きです。



            やはり溝を埋めるためには役者さん頼りにはなってしまいましたが、彼らに生命を与えてくれたのは役者たちです。








            ジョージ
            賢くも、愛情深い、強い小男。この物語1番の被害者は彼なのではないだろうか。彼はそうは思ってなかったとしても。なぜ彼がレニーと歩いているのか?そこには利害でないものがあってほしいと思う。物語の中で3分の1はジョージがしゃべっているのではないか。彼とRIN自身どこか重なるところがある。







            レニー
            「ハツカネズミと人間」は彼の物語。彼がどんな死を迎えたか。私の中では彼が主人公。夢見る人たちを手にかける夢喰い白黒バク。無邪気ながらも一種の残酷さも持ち合わせている。本人に悪気がないのがより悪い。「レニーを可哀想な人にしたくない」三嶋が演じるレニーはたまに恐怖を感じることがある。






            キャンディ
            原作では実はおじいちゃん。ころころ笑うかわいいおしゃべりばあちゃん。明るい。こういうばあちゃんいるよね。だからこそ結果が悲痛。ジョージと並ぶとさらにふたつちっちゃい。かわいい。宮本初のばあちゃん。クララ兼役し、おばさま?おばあちゃんを好演。






            スリム
            1番の(唯一の?)常識人。やさしく、賢く、たまに冷たく感じるのも彼がとても合理的な人だから。原作では彼の「夕べ子犬を産んだ」犬は名前がある。
            (農場の人がカーリーの妻をその犬の名前で陰口をいう場面があるが、カーリーの妻=雌犬という悪口。)
            初演もスリムの新谷。安定的で挑戦的。






            カーリー
            親方の息子。親方は原作ではちゃんと出てくる。若く、世間知らずで傲慢。どうしょうもない男だが、谷口演じる彼はなぜか可哀想にすら感じる。妻に愛されず、探しても会えず、手を折られ、妻を殺され……。妻もカーリーを探している(フリ)が原作でも上演でも死ぬまで同じ場で出会えない。でもやはりどうしょうもない男。





            カーリーの妻
            (遠藤のブログにも記載あったが)原作でも名前のない役。農場の人行きつけの遊女(出てこない)にさえ名前があると言うのに……。人を乱し、場を荒らし、旦那同様どうしょうもない奥さん。似たもの夫婦?実はかわいい人かもしれないと思った瞬間殺される。「哀れな女」。遠藤の妻は推しとセクシーが暴力的でもうすごい。とにかくすごい。






            カールソン
            原作では実は彼の台詞で締められる。現場に集まってくる農場の人々。ジョージを連れ出し励ますスリムを見送りながら、「あの二人いったい何を気にしているんだろうな。」彼は物語の“イレギュラー”な人々と違いこの時代の人の代表のように思われる。与力の声、表情から再演の話が出る前からカールソンに推していた。(与力本人と彼は程遠い。)





            クルックス
            元黒人奴隷の男。原作では黒人訛りで話す。希望を1度だけ与えられ踏み潰されるなんとも可哀想な人。自分を守るために賢さを手に入れたが、「あんまり寂しいと病気になっちまう」ことになってしまった。もしかしたらジョージやキャンディの結末も彼なのではないかと思う。田坂はしばらくクラッカーも見たくないだろう。









            「ハツカネズミと人間」何度思い返しても愛おしい登場人物ばかりです。
            観た人がどこに思いを馳せるか、誰に寄り添えるかが選べる物語だと私は思っています。

            再演の壁はありましたが、作品ファンには変わらないのでまた再々演もこそこそと狙っていきたいなと思います。(笑)

            長くなりましたが、多くの人の手によって完成したものです。
            お客様、関係者各位本当にありがとうございます。





            やれてよかった!!

            はじめての、悪女。〜鼻水を垂らしながら〜

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              「ハツカネズミと人間」ご来場いただき、ありがとうございました。
              カーリーの妻役、遠藤みかです。

               

              マエカブ

               

              私にとって初めてづくしのこの役。
              セクシー系をやるのも初だし、殺されるのも、悪役(的な)も初めて。
              物凄く濃いメイクをしていたので、二人がかりで塗り塗りされていました。わたしはもう、されるがまま「まめさん、ゴリラ!」と言われたら鼻の下を伸ばし、「まめさん、大仏!」と言われたら手の平を胸の前で上向きに掲げて、メイク道具置き場を提供したり、「セクシーさを兼ね備えて!」と言われたら小指をピンと立ててみたり(セクシーか?)。

              しかも花粉のせいなのか絶え間なく鼻水が流れ落ちるので、あの衣装、あのメイクのまま鼻にティッシュ突っ込んでました。舞台に立っていないときは大抵鼻にティッシュ。本当に舞台に出る直前まで鼻ティッシュでした。音響卓にも舞台裏にも私専用のちょっといいティッシュを設置していたりして。この時期の舞台はこれが辛いね! ほんと、舞台上で流れ落ちなくてよかったです。

               

              あ、役の名前ですが妻は原作でも「カーリーの妻」としか表記されていなくて、名前がないらしいです。妻とキャンディーの殺された犬だけなんですって。名前が出ていないキャラクターの共通点は、どちらも殺されるほどの理由もなく殺されちゃうっていうところ…なんて、なんだか切ないですね。

               

              物語がクライマックスへ向かう大事なシーン(妻の死)ですが、しばらく妻は死体のまま放置されているので、農場の人たちの色んな会話が頭上から聞こえてきました。

               

              これはあくまで私(妻)個人のとらえ方ですが、人が1人殺されているっていうのに、誰一人その死を悲しんでいる人はいないなあと思いました。夫のカーリーでさえ、本当に悲しんでいるのかどうか分かったもんじゃない。1人寂しく死んでいる妻を放置してレニーを捕まえに行ってしまうし。もちろんそれがカーリーにとっての愛情表現だったのかもしれないけど、妻としてはその場に残ってほしかったなぁ、なんて。

               

              妻は、寂しい女なのです。


              体を使わなければ人に振り向いてもらえないと思っているし、本当の愛ってやつを知らない。自分を1人の人間として対等に接してくれる話し相手を求めているけど、そのくせ、自分より格下の相手は見下すし、小悪魔的な技で翻弄しようともする。そしてようやく楽しくお喋りできる相手をみつけたと思ったら、殺されてしまう。寂しい、哀れな女です。

              でも、そうして生きてこなければいけなかった理由が彼女にもちゃんとあって、そこを理解しようともせず、妻の表面だけをみていた農場の人々の接し方も、あの悲劇的な結末を迎えてしまった理由の1つではないかと思います。

               

              悲劇的、と書いてしまいましたが、バッドエンドだったのか、ハッピーエンドだったのかは本人たちにしか分からないですよね。レニーはジョージに殺されてしまったけど、幸せな夢の中で大好きなジョージの手にかけられたのは、レニーにとって幸せな結末だったのかも。そればかりは、レニーに聞いてみないと答えは分からないですね。ジョージも友達を手にかけてしまったけど、その後の彼の人生がハッピーなのかバッドなのかは分からない。失意のまま自分にも銃口を向けちゃうかもしれないし、キャンディやクルックスを連れて自分たちの土地を手に入れたかもしれないし。そのどちらが幸せなのかすら、本人以外には分かりようがありません。
              いろんな感情が交じり合って濁ったものが心にドスンと残る、そんな終わり方だったと、私は思います。


              さて。話は変わって、私と言えばおなじみの宣伝美術にも携わっていました。

               

              今回は与力画伯と一緒にフライヤー、チケット、パンフレットを作りました。
              なんとなく「手書き」とか「手作り」とかの雰囲気を出したくて、フライヤーは画伯のイラストをメインとしたスケッチブック風。パンフは全て手書きの原稿を印刷したうえで、1枚1枚紅茶染めにした世界に1枚だけのパンフレットとなりました(注:本当は冊子になっていないとパンフレットとは呼べないのですが、便宜上そう呼んでいます)。
              稽古の合間に、手まで紅茶で染めながら私と与力、そしてふーみん福家の力も借りながら、なんとか全て完成。思い描いたとおりの温かい雰囲気に仕上がって一安心です。

               

              あと会場内にペタペタ貼っていた落書きも与力と一緒に描いていました。
              私のお気に入りは、スリムが大麦とカボチャの袋が見分けられない班員のために書いた「見分ける方法」と、カールソンが街で見かけたルーガー拳銃に想いを馳せて描いた(と思われる)イラスト。cool www

               

              マエカブ

              マエカブ


              そして私たちがこれを描いている間、キャンディ役のはっちんは、床の掃除をしてくれていました。さすが農場でも掃除を任されているキャンディ! あ、でも掃除はカーリーの谷口も手伝っていました。床を磨くカーリーw

               

              さてと、さてさてと。お次はマエカブ本公演「歌舞伎門事変(かぶきもんじへん)」です。
              ハツカネズミと人間とは全くテイストの違う、派手で賑やかな舞台になると思います。
              準備が出来次第、詳細をお伝えさせていただきますので少々お待ちくださいませ。

               

              ではでは!
              遠藤みかでした!


              少年役が増えてきました

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                先日は『ハツカネズミと人間』を観に来てくださり、ありがとうございます!


                今回カールソン役していました、与力(よりき)です。

                 

                 

                メイクと衣装のおかげで働いてる少年っぽく見えますね!すごい!

                 

                すでにSNSで公演の感想をたくさん見かけてとても嬉しいです!


                今回カールソンを演じて難しかったのは、怒鳴る、脅す、煽る。

                普段しないこの3つをカールソンは日常的にしているというとこでした。

                最初の方では私がヘタレていたので、

                キャンディばあちゃんに「もっと来て!」と言われていました笑

                 

                カールソンはキャンディの犬を殺めてしまうところが印象的で

                あまりいいイメージはないと思うのですが、

                スリムを慕って同じサスペンダーをつけたり、仕草を真似したり、

                蹄鉄投げでクルックスに負けて悔しがってたり、

                ちょっと可愛らしいところもあるんですよ。

                 

                いちばん世界観で悩んだ舞台だったけれど、終わると悩んでよかったと思いました。

                繁中はんと新谷はんにメイク(とよごし)をほどこしてもらって、外見が世界観に寄れたり!

                公演パンフレットも紅茶染めがとても味が出ていたり!

                (お客さんからもとても好評で嬉しかった。さすがまめ!)

                スタッフさんも衣装のテイストを揃えつつ個性は出ていて、

                こだわりのいっぱい詰まった舞台だったなぁとしみじみ思います。

                 

                iPhoneImage.png

                 

                ヒエラルキーの頂点に立つカーリー夫妻。

                クルックス、スリム、カールソンの角度がお気に入りです笑

                 

                あ、そうそう。

                日曜日の最初の回が終わったあと、

                岡田と宮本がパーソナリティのラジオにひっそりゲストで参加していました。

                自分の演劇歴を語ったりしてます。

                ご縁があれば聞いてみてください♪


                約4年半ぶりのレニー・スモールです

                0
                  そんなに時間が経ったのかと感慨深くなります。
                  ちゃっぴーこと三嶋孝弥です。



                  株式劇団マエカブ
                  『ハツカネズミと人間』


                  無事に全日程、終了しました。
                  約4年半ぶりの再演。



                  再演するということは前回を超えなければいけない、という思いがどうしても働きます。
                  今回の再演にあたり、私は『レニーという人間を可愛そうな人にしない』ということを目標に掲げました。なんなら、嫌われてもいいくらいな気持ちでした。

                  何故か。

                  前回はとにかく天真爛漫純新無垢で汚れなきまま死んでいくレニーを私は目指しました。それがレニーという人間の特権だと思っていました。
                  なんなら世の中が悪いんだ!くらいなイメージで。

                  でも、でもでも。

                  レニーにとっては生きにくい世の中なのは確かでも、ジョージはどうなの?腕を砕かれたカーリーは?殺された妻は?急に農場を滅茶苦茶にされたスリムは?カールソンは?無駄に夢を見させられて再び絶望に落とされたキャンディは?クルックスは?
                  確かに生きづらさを抱えているけれど、それも仕方の無いことだけれど、それに巻き込まれた人たちはどうなるの??
                  ハツカネズミと人間は確かにレニーが幸せの絶頂で死んでいくストーリーです。
                  彼にとってのハッピーエンドです。
                  でも、彼のハッピーエンドは多くの不幸の上に成り立ってしまっています。

                  もちろん、だからレニーが悪いとは思ってはいません。いませんが、『レニーがかわいそう』というだけの話にはしたくなかったのです。

                  今回、少し細かく知的障害を思わせる演技を加えています。
                  そこに気がついてくれた人も何人かいて嬉しい限りです。

                  本当はレニーのような人も素敵に生きていける世の中が理想です。
                  でも、あの世界恐慌時代は自分たちが生き抜くので精一杯だったでしょう。
                  その中で一緒にいてくれたジョージはレニーにとっては本当に掛け替えのない人だったのでしょう。


                  知的障害っぽい演技を加えるかどうかは本当に最後まで悩みました。
                  しなくても成立させることも可能な脚本ですし。
                  でも、最終的には挑戦しました。
                  それがいいことか悪いことかはわかりません。
                  わかりませんが、やってよかったと今は心から思っています。
                  そこから逃げることはレニーから逃げることと同義だと思っていました。
                  逃げなくてよかったです。


                  お客さんのための我々は動きます。
                  動いていますが、それぞれに個人的な思いも、もちろん持って動きます。
                  それは共演者の為だったり、作・演出の為だったり、マエカブ団員みんなの為だったり。
                  でも、今回はたったひとりの彼の為に舞台に立ちました。立つことに決めていました。
                  また、いつの日か、彼のたくさんの面白い話を聞かせて欲しいです。


                  過去のレニーと今回のレニーと。
                  それを作り上げてくれた全ての人に。

                  ありがとうございます。



                  変わらないもの。
                  変わったもの。
                  変わってしまったもの。
                  変わって欲しくなかったもの。
                  この4年半でたくさんありました。
                  ありましたが、我々は変わり続けます。
                  そして、前に進みます。

                  また、次に会える日まで。
                  いろんな人にちゃんと胸を張って将来は会えるように、
                  前を見据えて歩き変わっていきます。



                  これからもどうぞよろしくお願いします。



                  『ハツカネズミと人間』観劇前に天気をチェック!

                  0

                     

                    こんにちは、与力(よりき)です。

                     

                    『ハツカネズミと人間』の公演がいよいよ明日に迫りました!

                    気になるお天気は…

                    どのアプリでも香川県高松市はおおむね 晴れ! よかった!!

                    (23日現在、3/24(土)は晴れ天気、3/25(日)は晴れのち曇り天気/くもりでした)

                     

                     

                    さて、天気はいいけど、花粉と気温が気になりますね。

                    花粉は、晴れの日で風が強いとよく飛ぶイメージ…。

                     

                    tenki.jpさんの『香川県の週間花粉情報』を見てみると、

                    24(土)はやや多め、25(日)は非常に多いそう。

                    最近雨が続いて花粉症も落ち着いていたのに…!

                    花粉症の方はマスク、ティッシュ、目薬等お忘れなく!

                    (最近SNSで流行のスプレータイプマスクが気になる与力)

                     

                     

                    気温も調べてみました。

                    (天気予報アプリを3つ参照しました)

                     

                    【ウェザーニュース】

                    土:最高16℃ 最低2℃  日:最高18℃ 最低5℃

                    【Yahoo!天気】

                    土:最高16℃ 最低3℃  日:最高17℃ 最低6℃

                    【tenki.jp】

                    土:最高16℃ 最低3℃  日:最高17℃ 最低6℃

                     

                    だいたい今日の気温+2℃です。晴れてるので夜は寒いです!

                    24日19時の回に観に来る方は、冷え込むのでコートは厚手のものを羽織ってお越しください(*^O^*)

                     

                     

                     

                    【公演概要】

                     

                    ●日時:2018年3月24日(土)19:00、25日(日)11:00、16:00[全3回]
                    ※開場は各回開演の30分前/各回40席限定/上演時間:約90分

                     

                    ●場所:高松swagg 2階(高松市常磐町1丁目5-5)
                    ※常磐町商店街内/コトデン瓦町駅から徒歩5分

                    /専用駐車場はありませんので、最寄のパーキング(多数ございます)をご利用ください。

                     

                    ●料金:[ワンドリンク付]一般2,000円/高校生以下1,500円(当日一律2,500円)

                     

                     

                    【公演特設HPはこちら

                    【WEB予約はこちら

                     

                    24日19時の回を筆頭にそろそろ席が埋まってきたようなのでご予約はお早めに!


                    おばあちゃん

                    0
                      あったかかったのに寒くなって。
                      ほんともう気温に弄ばれるこの頃ですね。
                      どうも、宮本です。


                      先日は坂出ミセモノガタリ、ご来場ありがとうござました!
                      もう一週間以上経ったのですね。
                      びっくり。


                      そんな中こんな中、次の「ハツカネズミと人間」にも出ますよー


                      今回はキャンディばあちゃん!

                      ばあちゃん!!


                      亀やら猫やら女子高生やらカラクリやら寄生虫やらなんだかんだいろいろやっきましたが、
                      おばあちゃんてなかったなあと。


                      ま、ミセモノガタリでちらっとはやったのですがね。

                      こんながっつりおばあちゃんは初めてで戸惑いつつ、稽古です。

                      昨年、みなやですやんのかぶったババアウィッグをうけついで、本番に臨みますよー


                      ぜひー(^^)



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