天下御免の傾奇者

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    株式劇団マエカブ5周年記念公演『傾奇者のパレード』無事に終演しました。
    前田慶次をやってました、ちゃっぴーこと三嶋孝弥です。




    思い返してみればここまでたどり着くまですごく長かった。

    最初、聞いていた時は前田慶次役ではなく、からくり金時とセットの人形役でした。
    基本的に役者やってるのに、あまりセリフを喋りたくない私は『からくり人形役かぁ・・・ロボの動きでも研究しようかなぁー』とのんびり構えていました。
    そしたら、何故かあれよあれよと前田慶次役になってしまいました。

    その日の帰り、泣きながら帰ったことを今でも思い出します。
    ただただ不安で、自分が主人公の前田慶次ができるとは到底思っていませんでした。

    セリフ覚えられる。
    殺陣も踊りもできる。
    役についても理解できる。
    花の慶次も何度も読んだ。

    でも、何度やっても前田慶次を演じることができない。
    そんな日々も続いて、なんか、すごく長くしんどい時間を過ごしてきました。

    でも、ある日、脚本を読み直しながら前田慶次のセリフの『身分や容姿、能力にとらわれているようでは自分の生き方など到底出来はしない。本当の自分と向き合うことから逃げているようでは真の傾奇者にはなれない』という言葉が目に留まりました。
    そこから『あ、これだ』ってなにかに気が付きました。
    色んなものにとらわれて、根底に『自分はこうはなれない』という思いがずっとあったんだと思います。
    でも、私は私で、前田慶次は前田慶次で。違う部分も多いけれど、似ている部分も実はたくさんあるはずだ。
    と思い、頭の中で私と前田慶次がずっとすり合わせをしていました。
    そして、結果的にあんな感じの前田慶次さんになりました。

    漫画『花の慶次』をイメージしていた方たちには申し訳なかったなぁー、と思いながらも、演じる人が変わればどんな風にも見えるというお芝居の楽しみを味わってもらえたら幸いです。


    今回は本当にいろんな人に助けてもらいました。
    舞台上ではもちろん、舞台袖でも、それ以前の準備の段階からも。
    私は何をしたか聞かれたら、自分の役と向き合うことだけしかしていません。
    だから、この公演が無事に始まり、無事に終わったのは劇団員はもちろん、お手伝いしてくれた人たち、そしていつも応援してくれているお客さんがいたからだと思っています。
    ひとりひとりにお礼を言っても足りないくらいです。本当にありがとうございます。

    みんなでここまでこれたことが本当によかったと思っています。
    怪我もなく、倒れることなくこれて一安心です。




    金時が前田慶次のスタンドみたいになってる


    今回、主役をやれて一番嬉しかったのは、みんなと関わるシーンがあったことでした。
    全ての登場人物と関われたのは私だけだったので、舞台上でのみんなと出会えて本当に嬉しかったです。

    今年のお祭りはこれでおしまいです。
    また、来年。一緒に盛り上がれるお祭りにしたいと思います。
    来年も、お待ちしています。

    今回は本当にありがとうございました。


    ちゃっぴーこと三嶋孝弥でした。




    ヒロインの池上さんとは本当によく練習しました。ラストの殺陣は、もう、感情移入しすぎて、力いっぱい手を握りあってました。
    千秋楽のカーテンコール前に背中を撫でられて涙腺が崩壊して、カーテンコールに間に合わなくなりそうになったのはいい思い出です。やられた。

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