ドラドラドラドラ、ドラー!(ドラ要素薄め)

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    歌舞伎門事変、ご来場誠にありがとうございましたー!
    黄色い妹、銅鑼詩(ドラシ)役の遠藤みかです。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

    ▲大好きなだんまりママといつも一緒にいるお梅のことが嫌いなドラシ。


    あと、アンサンブルキャストとしてオープニング、笛吹き、水棲生物ダンス(通称:カプリッチョ)にも参加していました。
    過去の本公演で、あまりアンサンブル(名のない役)で出られる機会がなかったので、すごく楽しかったです! やっぱり大勢でなにかを作り上げるのが好きなんだろうなー。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

    ▲気合入れの言葉は「カプリーーーッチョー!!!」

     

    私の役の話からですが、今回は三嶋チャッピーとガッツリコンビを組んで兄妹役をやらせてもらいました。

    コンビといえば、2014年の「浮世の国のアリス」でも、RINちゃんと白黒ウサギをやっていましたが、あのときはコンビとは言え個体というか、それぞれに自我がある感じでしたが、今回は完全に二人シンクロのコンビ。しかも地味目な色合いが多い舞台の中で、ひときわ目立つブルーとイエロー×レッド。出番自体は少なかったですが、お見送りの時にいっぱい写真撮ってもらって嬉しかったです!


    ただ、自分で作っておいてなんですが、頭の被り物と手の球体の中身にたっぷり綿を詰めていたせいで暑いのなんの! 裏に引っ込むたびにクーラーの前を陣取ってとにかく汗を渇かしていました。汗が流れるとメイクも流れるから絶対汗を流せないという、いろんな意味で大変な役だったのです。

    お兄ちゃん(チャッピー)の被り物は汗で色がツートンになってしまい、「汗で色が変わらない布地にしないからこうなるんだ」とか言われたので、いっそビニールで作ってやれば良かったと思いました。熱がこもって大変なことになりますけどね!

     

    途中で気付きましたが、私と三嶋さん、去年と一昨年の本公演で主演をやらせてもらったコンビだったんですよね。2016年のマエカブキ第一弾「傾奇者のパレード」の前田慶次(三嶋)と、2017年のマエカブキ第二弾「歌舞鬼の国のアリス」のアリス(私)。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

     

    ああ、なるほど。マエカブキで主演やると、ドラ化する仕組みなんですね。ということは次が楽しみですね!

     

    水バシャーのシーンにいた、笛吹きの話。

    当初、笛を吹くことは脚本上にありませんでした。が、とにかく縦笛が大好きで隙さえあれば舞台で縦笛を吹いてやろう目論んでいた私が「このシーン、縦笛生演奏入れようよ!」と提案したところ珍しく受け入れられて、ああいう形になりました。1人じゃ吹けない曲だったので、他に誰か…となった時、三嶋チャッピーが手をあげてくれ、その後どらこ役の鎌田紋妃ちゃん(農村歌舞伎祇園座)も挙手してくれて、親子の設定(設定があったのです、一応)で演奏参加をしました。私の夢が叶ったシーンです。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

     

    そして裏方の話。

    過去、ずっと宣伝美術を引き受けてきた私ですが、今回は社長が「外部発注」という手段を選ばせてくれました。そして依頼して引き受けてくださったのが、なんと立木幹生さん(coup company)!
    四国の演劇界で知らない人はいないんじゃないかってくらい、多くの劇団のフライヤーを作っている立木さんが、歌舞伎門事変に最初の命を吹き込んでくれました。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

     

    実はほとんど内容が決まっていない中、少ない情報だけで組み上げてくださって、私なんかはこのフライヤーを見て「あ、この話はこういうイメージだったのね」と分かったくらいです。立木さん、本当にありがとうございました。

     

    では、宣伝美術から離れた私がなにをやっていたかというと…衣装です。
    デザイン画自体は衣装リーダーのおがさまみが描いてくれたので、それに基づいてずーーーっと縫い物をしていました。家でも稽古場でも。夢の中でも。

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

     

    写真にいる中では、為吉以外の4名の衣装を主に作っていました。

    (不自然に切れている写真の一番左にはお梅がいます。いました。)

     

    左から、直太郎、楊枝、照彦、イルリピカ。

     

    あくまで私の中のイメージ&設定ですが、楊枝は「自称」村のファッションリーダー(真のリーダーは直太郎という設定)。為吉の服も楊枝が選んであげています。だから二人はちょっとテイストが似た着物を着ているんです。先に為吉の衣装が決定したので、楊枝はそこに寄せて布を組み合わせていきました。楊枝役の山田翼さん(La+)に着物と紐だけ渡して「いい感じに着こなしてください」と言っていたら、こんな風にかっこよく着こなしてくれました。素敵!! そして実はこの衣装、前作「歌舞鬼の国のアリス」の某登場人物の衣装を一度完全に解体して、縫い直したものです。誰のものか分かりますか??? アリスで着ていた本人にそのことを伝えたら「楊枝に着てもらえるなら本望」と言っていました。

     

    直太郎は雨男繋がりで、着物にもパンツにも同じ模様を施しています。そしてどうしても殺陣の最中に着物の袖から腕を出すやつ(すみません、名称が未だに分からなくて。肩抜き?そんな感じ)をやってほしくて、加藤直さん(La+)と演出の岡田さんに頼んで取り入れてもらいました。ぎゃー、カッコいい! 割と重量のある着物+ウィッグまでつけて、あれだけのアクション。さすがです。

     

    照彦は、写真の着物に加えてフード付きマントも作りました。後半はずっとそれを身につけているとのことだったので、できるだけ軽く、そして動いたときにヘニャヘニャにならないように、少しハリを出してみました。着物の襟とかにも綿をつめて、ボリュームを出してみたり。シンプルだけど少しずつ工夫はしています。ビリビリに破かれたけどね!(激しく動くと袖が引きちぎれる。仕方ないんですけどね。それだけ運動量がある役だった、ということです)

     

    イルリピカは、唯一布から切り出して作った衣装です。普通のウサギならきぐるみでも何でも売ってるのに、イルリピカ、なにそれ。作るしかないじゃん! とプリプリしながら作っていました。衣装自体が大きく、また毛が抜けまくるので自宅で作業ができず、ずっと稽古場で作業。するとみんなも手伝ってくれて、イルリピカ役の森友樹さん(La+)本人が仕上げをしてくれたり、白川夢華さん(株式会社エルネストジャパン)もファスナーとか靴とか縫ってくれたし、我らの第一ママ(ドラドラの衣装を作ってくれた)小川百統子さんは耳を作ってくれたし、十川陽香さん(農村歌舞伎祇園座)、三木優希さん(星屑ロケッターズ)もいっぱい縫い付けてくれました。はっちんも家に持って帰ってまで手を作ってくれました。イルリピカはみんなの優しさで出来ています!

     

    写真は掲載できていませんが、そして私が作った訳ではありませんが、鎌を頭に突き刺した女神様の衣装は、八木景子さん(Terra岡山芸術会)が作ってくださいました。ご自身の大きな舞台を終えた直後にも関わらず「なんでも任せて!」とおっしゃっていただきました。なんと心強かったことか。素敵な女神の衣装、ありがとうございます!

     

    私は衣装を担当していたので、ここでは衣装のことだけ特に取り上げていますが、舞台美術も小道具も、音楽・音響や照明、制作、受付、振り付け、そして和太鼓、日舞、歌舞伎…いろんな分野を専門とする方々が集まって「歌舞伎門事変」はできあがりました。総合芸術です。

     

    あ! もちろん毎年恒例の物販も手がけましたよ。

    が、これ以上書くとさすがに長くなりそうなので短めに。

    いつもの感じです。物販はいつもの感じ! みな&よりがイラストを描いてくれ、私が商品化し、はっちんが巾着を作り、キョーコママをはじめ、当日スタッフさんたちが売りさばく!

    もうすでに特筆してかくこともないほど、スムーズな流れすぎです。本当にありがとうございます! キョーコさんには伝えましたが、かつては役者として舞台に立ちながら、本番の最中に物販の作業をして、また舞台に戻って…という無茶苦茶をしていたこともあったので、今、逆にこんなに楽をしていいのか! という気持ちです。ありがたいです。

     

    最後に。

    こんな風に私たちが無事公演を終え、振り返ってブログを書いたりできているのも、ご協力、応援いただいたたくさんの方々あってのことです。特に今回の公演では様々なことを考えさせられました。

    まずは、 大雨の被害にあわれました皆さまにお見舞い申しあげます。

    会場の坂出市民ホールも水が溢れ、ずっと、本当にずっと、ホールのスタッフさんが水をくみ出してくれていました。滑りそうだからと橋を作ってくれたり、注意喚起の張り紙をしてくれたり。

    わたしたちが芝居をうてるのは、当たり前のことではない。

    これからも感謝の気持ちを忘れることなく、皆様に楽しんでいただける公演を企画していきたいと思います。

     

    以上! 遠藤みかでした!

     

    マエカブ 歌舞伎門事変

     

    せーの、

     

    \インフィニティー/


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